遊泳

猫、或いはサイエンス

佇む

今日は少しぼんやりしすぎていて、
うっかりミスが多い。
こんな日は雲隠れするみたいに息を潜めて、
ひっそりと生息するのがよいのだ。

だけど少しだけ。思い出すためのトリガーを
配備しておかねば。
心の中心にある、折れないまっすぐな何かが私をずっと支えてくれている。
それを想うと少し嬉しくて、じんわりと温かくて、涙が出てしまいそうになるんだ。

かつてそれを灯台に喩えたことがあった。
間違いを正し、行く先を導いてくれる。
闇のなかにだけ、それは佇む。