カラヴァッジョ展備忘録ほかほか
夜中に何度か目が覚め、その度に窓を激しく叩く雨の音に驚いて、また眠りに沈むというサイクルを繰り返しておりました。
嵐の騒がしさが嫌いではないという人、多いと思いますが、私も例に洩れないそのひとりです。
非日常的刺激的感情を泡立たせてくれるのだなきっと。
カラヴァッジョ展に行ってきたので備忘録のつもりでツイートを貼っておきましょう。
立ち止まって暫く眺めたいくらい心惹かれる作品が幾つかあり、独りでまた来てもよいなと思いました。気の置けない友人と訪れたとはいえ、ひとつの絵画で何時間も呆けるまでは流石にできないからなあ。
(モネの時はそれをやってしまいちょっと申し訳ないことをしました)
因みにカラヴァッジョ展の図録は鈍器です。購入予定がある方は肩から提げられるA4以上のサイズのバッグを持ってゆくことをオススメします。
上野公園 陽射しつよし pic.twitter.com/gDB5Fls2s0
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
お約束のマンホール@上野公園 pic.twitter.com/jsFrjond5B
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
今日は小学校の時からの仲良しの友達と上野、国立西洋美術館で開催中のカラヴァッジョ展へ pic.twitter.com/OyuOpvxtl5
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
カラヴァッジョさん、破天荒な性格だったようで、何度か銃刀法違反でつかまったり、ウェイターに喧嘩をしかけて怪我をさせたりと、大変短気なひとだったみたいです。しかしリアリティのある筆致や影の中に射し込む光を表現した技法などで後世に多大な影響を与えたとのこと。
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
肌の艶、筋肉の筋、衣服のシワや質感、微妙な「瞬間の表情」を切り取る物語性が私には素晴らしく感じられ、楽しむことができました。また人間の愚かさが織り込まれている作品が多く、細部の工夫以外にも強いメッセージ性を受け取る愉しさも、ありました。
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
個人的に最も心惹かれたカラヴァッジョの作品は『洗礼者聖ヨハネ』救世主の出現に驚き、人々へ伝えねばならない責任に戦いている、という解釈が与えられているそう。写真は、購入した図録から。 pic.twitter.com/uWW50gROLN
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
あとカラヴァッジョではないけれどヘリット・ファン・ホントホルスト『キリストの降誕』と、オラツィオ・ジェンティレスキ『スピネットを弾く聖カエキリア』神々しいほどに美しく、とても好ましく感じました。 pic.twitter.com/s6sJCUWSCJ
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
今回カラヴァッジョの作品は現存するとされる真筆約60点の中から11作品が集められ、日本では最大規模なのだそうです。カラヴァッジョの影響を受けた画家たち(カラヴァジェスキと呼ばれるらしい)の作品も併せて展示され、とても見応えのある内容でした。楽しかったです。
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日
ちなみに特別展のチケットでお隣の常設展も拝観できるのですが、がら空きー。ルーベンスやモネ、フェルメール、ピカソ・・・名だたる巨匠の作品がゆっくり眺められ、しかも写真撮影OKな作品多数。かなりお薦めです。こちらでは私、ギュスターブ・ドレ『スペインの思い出』が一番お気に入り。ぜひ。
— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年5月4日