遊泳

猫、或いはサイエンス

答えは自分の中に。

池袋のジュンク堂近くにあるフクロウカフェに行こうと思ったら予約しないとダメなくらい人気だったらしく門前払いを喰らってしまいました。
残念。
そのままの足で西武の有隣堂へ。リブロがなくなってから初めて訪れました。本の並びも展示も造りもすべてが変わってしまっていて、寂寥感が募ります。4階理工系を一応チェックしましたが医学系が薄く、専門書を探すならやはりジュンク堂の方がよいなという感触。
1冊だけ『意識はいつ生まれるのか』(Marcello Massimni & Giulio Tononi著、花本知子訳)を購入。
今日はこれをゆっくり読むことに致しましょう。

4階にはTwitterで見かけたお洒落な雑貨屋さんがあるのをぼんやりと覚えていたのでついでにふらり。化石や万華鏡、剥製、標本、実験道具等が並ぶワクワクするような空間でした。


そのままの足で新宿まで。
NEWoManの外階段をひたすら昇り屋上へ。
高島屋~ドコモタワー方面を一望できるスポットは人が少なく、空が広く感じられ、解放感に溢れています。
屋上緑化を意図したのでしょう、植え込みが多く心地よかったです。
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ちなみに最上階には小さな農園コーナーあり。本年度契約の方々が植えたトマトがたわわに実っておりました。

そのあとはベルギービールを飲めるカフェ(LittleDerliumさん)へ。私はビールは苦手なので自家製レモネード。レモンがよく蜂蜜に漬かっていて皮まで食べてしまいました。
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最後に宮崎県のアンテナショップにて100%日向夏ドリンクをちゅうちゅうと。甘さのあるシークァーサのような感じですね、日向夏。酸度が高そうで喉が焼けるような苦味がある。夏の気だるさをしゃっきりさせてくれます。美味しかった。
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薄々気づいてはいたのですが、私はどうやらストレス負荷を与えてくる事象に対して非常にセンシティブであり、それを避ける能力(と呼んでよいものかどうかは判断に迷いますが)に長けているように思います。
逃げるのが巧いとも言えるかもしれません。

例えばラッシュが苦手だから朝早い電車で通勤することもそうですし、到底手が届きそうにない目標を設定することはしないとか、心の安寧を損なうような相手から遠ざかってしまうこととか。
心を乱されることを好まず、自分で自分をコントロールできるような範囲の、狭い世界を望んでしまう。
独りで完結していたいという願望が常に心の中心に在る理由はその事に起因するように思います。

それでも心のスリットをするりすり抜けて私の中に侵入してくる愛しいものたち。
どうしようもなく心乱され、時に苦しく時に甘く、私は揺さぶられてしまうのでした。



答えは相手の中にはない。
それは私の中にある。