遊泳

猫、或いはサイエンス

自己評価

午前中は頭痛がちょっとあり、片頭痛に移行する気配を感じたので、早めにロキソニンを服用。
ついでに肩こりも解消されてしまうからすごい。

年度末なので会社の業績自己評価などというものを提出しなければならず、元来自己評価が低い人間なのでこれがなかなかつらい。よさそうなことを書くたびに「私、調子に乗ってませんかね?」という気持ちになる。でも来期の評価とボーナス額に響くので「えいやー!」と書いてしまう。書いたからにはそうで在らねばならなくなり、自分で自分を追い込んでいるような気持ちになるよ・・・

ひと、なぜ成長し続けなければならぬ、ひと、なぜ・・・(資本主義社会への呪い)

そんなこんなで帰り道にぼんやりと、自分の強みと弱みについて考えていた。
発想の新規性はあまりないけれど、問題の解決や改善能力に優れている。構成力はあるほうだが、矛盾やエラーに気づく能力が低く、事前に抑止する視点に欠ける。
これらの弱点を解決するためにここ一年ばかり、試行錯誤してきた。
発想の新規性を獲得するために既存知識を磐石にすること、専門以外の近い領域についても幅広くカバーすること、それらを臆せず繋げてみること。
読む本のジャンルを拡げた理由のひとつも、そこにある。
矛盾とエラー回避については、とにかく「丁寧に」「集中して」実行すること、それから「(自分への)疑いの目をもつ」「何度でも校正しなおす」こと。
何事に対しても「面倒だな」と思う気持ちを棄てることを目標に、物事に取り組んできた。
少しは改善してきたかな。

丁寧に生きるといった内容のエントリを以前ここに書いた記憶があるけれど、日常生活ももう少し、丁寧に生きたいんだよな。

こうして弱みを自覚して改善することは、私という人格にもコミットされているということなのだなと考える。
会社の業績自己評価が人格を変える。
間違いなくそういう側面はあると思う。
どんな会社に入り、その会社がどんなカラーをもち、どんな考え方をする上司に巡り合うかで変わってゆく何かがある。
せめて受動的でなく主体的に、変わっていければいいなと思う。譲れないところは譲らずにね。

そんなこんなで唸りながらもシートの空欄を、埋めてゆくのでした。