遊泳

猫、或いはサイエンス

hook

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台風明けの、見たことのないような濃厚な朝焼けの、妖艶な美しさに驚いて何枚も写真を撮ってしまいました。
影絵のように浮かび上がる建物たち。
世界の外側から景色を眺めているような気分になる。
でも本当は、私もこの赤に呑み込まれた一部なのだ、そんな事を思いました。


昨日はうっかりあるツイートを消してしまい、ツイートがツイログに残っていないかなと該当する年月を遡りました。
2015年の5月。ほんの1年半前のこと。
結果的にそのツイートはやはり失われてしまったようでみつからなかったのですが、その代わり、この1年半の来し方について思いを馳せる機会を得ました。とても有意義な時間をもつことができたように思います。この1年半は自分にとって殊の外、変化を感じた期間だったのです。
新しい幾つかの出逢いがあり、仕事の所属部署が変わり、哲学する人達の考え方に触れものの見方に変化が生まれました。ついでに言えば、Twitterの運用もかなり変えたかな。情報発信、つまりキュレーションすることを辞めましたね。キュレーションめいた(私よりもずっと素晴らしい)情報を流してくれるアカウントが爆発的に増えたと感じ始めたのもちょうど1年半ほど前のことです。
それよりは「私にしかできない言葉や感性の発信の方が求められているのかもしれない」と。
世界にふたつとない(はずの)それらの発信、価値が高いとは言い切れないけれど。そして求められているからツイートするわけではないのだけれど。でもどうせならたくさんの人が楽しいと感じてくれる方がよいな。


今日もフックを仕掛けてる。
いつかの自分がここに辿り着けるように。