遊泳

猫、或いはサイエンス

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ふわふわのあくま。

うちの猫たち、歳をとってきたせいか、今ではずいぶん悪戯も減ってしまいましたが、やんちゃだった頃の思い出がキラキラとした宝物のように残っていて愛しいきもちでいっぱいになります。部屋のなかでダッシュをかますと追いかけてきて柔らかな肉球でパンチ…

尤度

それっぽい理由を探してしまうという癖が私にはあります。 感情やら行動やらにいちいち理由を見いだしては納得に落とし込まないと気がすまないところ。 本当はきっと、もっと「なんとなく」「訳もなく」みたいな意識の外に理由がありそうな物事はたくさんあ…

旅行記

ついに追いついてしまった。 でも以前読んだ時とは全く異なる意味をもつそれらの言葉たち。 共通のバックグラウンドは理解へのショートカットとなりうるだろう、その期待だけを頼りにここまできたのでした。 長いようであっという間の、心踊る旅になりました…

the other

エゴグラムのような性格診断の設問に答えるとき、自分にとって最も適切な対応だと思われる回答を選択する訳だけれど、時々とても不思議な気持ちになります。 この世界には私が絶対に選ばないような回答だけで構成されている人間もいるのだろう、そんな風に考…

こんなときなのに少し嬉しくて涙がでそうだ

φ

日記を書ける気分ではないのだけれど、いつか振り返ったときにこの日だったということを忘れないよう記録をしておくことにしましょうか。決定的に何かが損なわれるということについて考えている。 越えてしまった分水嶺、盆に還らない覆水。 感情が滝のよう…

この地下を抜けたら。

毎日通過するターミナル駅の階段脇に掲げられた看板。 何気なく見過ごしていたけれど、アルファベットの名前がつけられていることにふと気づきました。 事故や災害時の誘導に用いる、案内図と相関させるなどそれなりの理由はあるのだろうから当然ではあるの…

date from

そして、わたしは、別の考え方をして楽しんでいた。時間が二つだったらどうか?二つの空間と二つの時間。時間が二つある世界とは、どんなものだろう? われわれは、いろんな出来事が時間の順番になっているのに慣れている。これが、二つの時間をもつ次元 ー …

分離

blogはゆっくり考え事をしながら、もしくは考えたことを思い返しながら静寂な時間を楽しむために始めたようなものなのですけれど、今日は少しだけひと恋しいきもちが胸の片隅に蜘蛛の巣みたいにへばりついていました。 Twitterで、その網目の隙間を通りすぎ…

独白

ここにきてニー仏さんのゼロポイントに邂逅するとは思ってもみませんでした。 へんに嬉しい。それからやはりあの場所は、深い緑色の森の中なのだなという確信みたいなものがありました。 これはある種の共感覚に近いのではないか。 いや共感覚をもたらす筆致…

甘え方は難しい

で、お礼だけっていうのもペラいので、今日はもう一本。 甘え下手だねとよく言われます。 Twitterで見かけた"女性が考える甘えは辛いことがあったときなどに愚痴を聞いて優しくして欲しいみたいな意味だけど、男性が思い描く甘えは「寂しいよーにゃんにゃん…

御礼のことば

このblog、 じわじわとコンスタントにアクセス頂けているみたいでありがとうございます。 デフォルト装備以外のアクセス解析ツールを張り込んでいる訳ではないのでどういった方がいらしてくれているのかわかりませんし、もしかしたら同じ方が何度も読みにい…

説明書

テーマが違うのでもう1本。観察、観測、研究対象としての興味と相互作用したいと感じる興味。 これらは一部重なり合う部分はあれど、質の違う構造をもっていると考えています。その人自身の思考方式やその結果導き出された結論、或いは人間性について抱く興…

バトン

"今日もし前触れもなく突然死が訪れたとしたら" このことについてよく考える。 例えば誰かと「またね」と別れるとき、「いってらっしゃい」と送り出すとき、また会えるという保証はないという考えが片隅にあり、最期だとしたら相手の記憶に残される自分の姿…

日常。

たまには日記らしい日記でも。 お昼に予約していたまつげエクステに行き目力あげてもらってきました✨ 担当さん、忙しくてごはんを食べられていなかったみたいで、途中おなかがぐぅと鳴ってしまい「ごめんなさい」って焦ってたのですが、私もかなりのお腹すき…

はんよう。

さて、呼吸を整えて参りましょう。私の中で2016年暫定1位の決め台詞RT 鍵忍者さん「どんだけ考えたかなんかでダジャレの価値は決まらない。どれだけ人を幸せにしたかで決まるんだ。」— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年4月22日鍵忍者さんの今日のこのひと…

に"ゃあ"ぁ"ぁあ"

ツイートの方が先じゃないか・・・恥ずかしいなあもう。 でもあの文章は消さないぞ。気に入ってるからな!

揺り椅子ゆらすような旅の

あるひとつのことばを手がかりに、少し長い旅に出ることにしました。 そこは湿度が低くひんやりとした空気をもっていて、そのくせ頬に触れる風は心地よく吹いているのでした。 その場所にいると、色を深めていく常緑樹に囲まれた森林の中で大木にもたれなが…

管理のされかた。

日記におけるアリバイトリックみたいだ。 という、これはただの感想です。 irregularだったからというだけの話。博士の愛した数式方式(韻をふむ)で 物事を外部媒体に記憶しておけたらな、と思います。 今はToDoや思いつきや突発的な予定変更に関しては「絶対…

九十九

物には命が宿っていると子供の頃から信じていた。彼等は喋ること動くことができないだけで、感情に近いシステムが組み込まれているのではないか、と。 その証拠に大切に扱えばたいてい長い間そばにいてくれたし、心からそれを求めれば自分の元へとやってきて…

sequencing

「説明が下手だ」というけれど、私にはそうは思えなくて、でもきっとご自分で考えているレベルでの理解の提供には及んでいないということなんだろうな。 その思考は言語の表現範囲を超えたところにあるからではないのだろうか。ふとそんな事を思う。さて。 …

治療

「インスピレーションは無からは生まれない、蓄積された知識の集積の上にのみ煌めくものである」と考えてはいるけれど、何者かに導かれているかのように閃きの材料が出揃うのは一体何の配剤なのだろう。 嗅覚のようなものが備わっていて、自ずと情報を引き寄…

回線の向こう側にある体温

懐かしい方にふぁぼられました。6年ほど前に閉鎖してしまったSONY発の音楽共有サイト、PLAYLOGでblogを書いていた頃に親しくしてくれていた方です。 当時仲良くしていた人達の殆どがTwitterにもアカウントを作り、そのうち数人はアクティブユーザとして引き…

羞恥の領域

午後の空き時間にじっくり考えてみて、頭の中である程度整理がついたら、やっぱり質問は気恥ずかしいなあと思い、やめようやめようってなってしまいました。 自分で出さなければいけない答えについて安易に他者を頼るのは恥ずべき行為だという考えが、瀬戸際…

enlightenment

丁度、今まさに、必要とされる言葉と出逢えたことに少し驚いている。 内省的自己の解体はパラパラとめくって手を止めた頁に現れる、暗示を含む占いのように私の往く道を示唆してくれるみたいだ。 その言葉が残されていることに感謝の想いがあります。ありが…

辛辣

『知の逆転』を読んでいる。 トップバッターは『銃・病原菌・鉄』の著者であるJared Diamond氏なのだけれど、うーむ。 どこかで聞いたような陳腐な意見と知識の更新がなさそうな回答が散見されて残念な気持ち。 インタビュアーの回答に対する切り込みと掘り…

夜の風

気がつけばいつの間にか躑躅が満開で、 季節のうつろいを彩っている。 眠りの中に落ちてきた名前を拾い集める日々を重ねているだけなのに"C" を描く今宵の夜空 pic.twitter.com/5s0xjRkW7d— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年4月16日

とても心配です ただ祈ってる

一辺

立ち並ぶビルをふと見上げ、あまりに美しく平行に走る空にしばし見とれた朝だったのです。このビル群を設計した人達の、隣ビルとの間隔を緻密に計算し並べ存在させる意図をそこに感じ、では一体どれくらい角度の誤差があるのかとふと気になって、頭の中で辺…

接続

朝の激しい雨があがり、若干の湿度を含んだ空気がまとわりつくような夕方になりました。 空を仰ぐとまだ高い位置に輪郭がぼやけた半月が浮かんでいて、これから日が沈むに反比例して存在感を増しそうな気配を漂わせています。 しかし反比例て。懐かしい単語…