遊泳

猫、或いはサイエンス

待たせてる。

積ん読本の話題は度々Twitterでも挙がるけれど、私も例に漏れず、購入したのに読んでいない本が本棚にもバッグにも入らずにパソコンデスクの上に積まれることがあります。私、何のために生まれてきたの?って罵られてもいいくらいだ。
一応購入した順に読むようには心掛けているのですが、必要に応じて優先度を割り振る場合も多々あり。

積ん読になりがちな理由、私の場合、二つ考えられます。
ひとつに「いつも購入している小説家の作品を反射的に買ってしまう」
次に「読み始めたけれど内容・文体に馴染めない」

前者については一時期、
「作者さんを金銭的に応援してるからよいのだ!」
と割り切った考え方をしていましたが、作者さんだってまさか読まれていないとは思っていないでしょう。思いたくもないでしょう。ごめんなさい・・・
しかし基本的にその作家さんのファンですから、読むタイミングの優先度が下がったとしてもいつかは読む可能性が高いです。

問題は後者、「この文章、読むのだりぃ」ってなってしまった本について。
積ん読ランキングとしてはイングランドのサッカープレミアリーグでオッズ5000倍で優勝したレスター並に読まれる可能性が低い。(聞きかじり知ったか)
かといって棄てるのは心苦しい。
そんな本は時々少し読んでは栞をはさみ、奥歯に挟まった のしイカの切れ端程度の意識を残して積み上げられていくのです。

とはいえ、最近はそんな本もだいぶ減ってきました。
厳選して購入しようという意識の働きもその理由のひとつですが、読解のための忍耐力もかなりついたように思います。
あとは読みにくい本はメモをとる、図にするなど手を動かして理解するように努めています。
文体についてはどうしようもないのだけれど、順応することは不可能ではないので、そこは自分次第かなと考えるようになりました。
あとは「どうして嫌だと感じるのか」を突き詰めてみることにしています。最近ですと竹内薫氏の独り関西弁ノリツッコミがどうにも受け入れがたく、『量子コンピューターが本当にすごい』を読了するのに1ヶ月くらいかかりました。たぶん頭が拒否っている部分は理解できていないと思うのでもう1回読み返そうと思っています。
おかしいな、読みたくないものをなぜ1回で済ませないのだ、おかしいな。

すごーく読みたい本を次の順位に侍らせて、ご褒美感覚で苦手な本を潰していくライフハックを実践しようかな。人参ぶらぶら。