遊泳

猫、或いはサイエンス

2016-01-01から1年間の記事一覧

生命の好ましきうるささ。

ふと、 「私はぼんやりしている時間が随分長いのではないか」と思いました。 昨日は有給休暇をとっており、折角だから朝早めに起きてひとりでふらりと、箱根とか小田原とか鎌倉とか、どこか遠くにでも出掛けようかなどと夢想していたのですが、気がついたら1…

本質との乖離

美しいと感じるような表現や発想が着想された場合、それを捨てることには勇気が要る— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年7月14日 美しい言葉や耳障りのよい言葉は時に内実を裏切り暴走する。後から態度が追いつくのなら最終的にそれは嘘ではないが、それまで…

noninterference

残業からの帰り道なのですが、大雨のためいつもの電車が不通になっているみたい。 雨が止まない限りは動かないみたいだし、こうなってしまったらお手上げですね。 幸い振替輸送の電車に座れているのでこのまま気長に帰ることに致しましょう。 文庫本がバッグ…

一芸猫

今年はもう、ダークチェリーは食べられないんだと諦めていました。いつものスーパーにはなくなってしまっていたので、また来年かなあ・・・なんて。 まさかまさか、お夕飯を食べに行ったステーキ屋さんのサラダバーに置かれているなんて!! 興奮しすぎては…

scale

前髪が伸びてきて片眼を隠せるレベルになってきました。「隻眼の」という枕詞が似合いそうです(永遠の厨二)。 ここまで伸ばしたのは人生初、もう少し頑張ってみましょう。大人の色気を手にいれるのだ。 今週は通勤時間に少しずつ本を読み進め、今朝読了しま…

分水嶺

「人と人が一緒にいるってことは、惹かれあってこそ成立するものであって、一緒にいることが前提で物事を進めるというのは無理があると思うんですよ。それでその責任、お互いがお互いに惹かれあい続けるという責任を個々人がちゃんと負えるのか、っていう」(…

virtual image

ひとつの節目を迎えたように思う。 グラス・ハープおよびアイリッシュ・ハープによる「主よ人の望みのよろこびよ」 聴いていた。 息をつかせぬ音階の駆け上がり。 結晶を育てるように祈りたい。@null 終わらないで欲しいと願っても終わりはくるものだ。でも…

伝えるための模索

時々サボりがちになっているけれど、blogはできるだけコツコツ積み重ねてゆきたい。 但し無理はしないこと。何もないところから無理矢理捻り出さないこと。 残り僅かな歯磨き粉をチューブを押して出そうとするんだけど手を離すと全部引っ込むか、にょろりと…

I wish I were ・・・

諸事情あって夜更かししてしまい、睡眠時間4時間ちょっとの週中日。幾ら私がショートスリーパーの部類とはいえ、4時間半を切ると大抵体調を崩します。愚かな行為・・・(反省の仕草) 幸い今朝は目覚めがよく、しかも仕事中まったく眠くならない。なんだこれ…

現在の自分アップデート

日曜日は静かな休日を過ごしました。 家事をこなし、本を読み、幾つかのクラシックを聴き、猫たちとお昼寝をし。 また独りでいては起こり得ない感情のうごきについて考えたりしていました。最近は頭の中のリズムがショパンのEtude Op.10, No.3で充たされてい…

答えは自分の中に。

池袋のジュンク堂近くにあるフクロウカフェに行こうと思ったら予約しないとダメなくらい人気だったらしく門前払いを喰らってしまいました。 残念。 そのままの足で西武の有隣堂へ。リブロがなくなってから初めて訪れました。本の並びも展示も造りもすべてが…

上手な溶かしかた

頭痛が酷くて早めに退社し、家でこんこんと眠っています。 帰宅したら南西向きのベッドルームが灼熱地獄と化していたので出窓の上に扇風機を載せ、涼しい風を送り込み。 部屋のなかにいる私も空気が冷やされると共に身体の熱を奪われていく。 小さく丸くなり…

戯れ言らしい戯れ言つらつらと

長い1日を終えてようやく帰宅です。 今週の山場は昨日だけかと思っていたら読みが甘かった。今日が真の山場であったか・・・(明日のデジャヴもついでに先取り)脳のCPU使用率が仕事の段取りだけで約98%を占有していたので現在言葉を捻り出す力が残されていな…

far afield

@null 身体を憑坐のように扱い、眠りのフェイズを引き下ろす役者になる 何にでもなれる 何でも入れ込める— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年6月26日眠れないときは眠りの演技をすればよいのではないかとふと思いました。 時々、自分の中身を空っぽにして、…

清澄な水を湛えて

15時過ぎから『3月のライオン』を読み返し始めて六時間ほどかけて読み終えました。 感情と体力が清々しいほどに枯渇します。「逃げなかったという記憶が欲しい」 作中何度も出てくるフレーズです。 生きていく上で醜さや弱さや恥ずかしさがあったとしても、…

夜にしか見えないものたち。

夜20時過ぎから軽くお散歩。 ふらふらと猫や花や目についたものを撮影したりして。 フラッシュがあまり好きではないせいもあり、外灯のぼんやりとした薄明かりに浮かび上がるものたちに自然と意識が向いてしまう。「巨大なちくわ」 「二足歩行し始めそうな猫…

風を受ける木の葉のように

イギリスがまさかのEU脱退ですね。 歴史が動く音が聴こえます。 よくやった派と信じられない派、Twitter上ではどちらの意見も私から観測する限りは、ほぼ同等に目にします。しかし経済界の混乱は必須なのでしょうね。あとはアメリカの大統領選にどのように影…

相対的時間感覚

世界のスピードに比して自分だけ動きが緩徐な気がしています。時間感覚は細胞の分裂スピードが速いほど遅く感じられる、という説を聞いたことがあります。 子供の頃ほどいちにちが長く感じられるのはそんな理由からなのだとか(真偽のほどはわかりません)。 …

「丁寧に生きるということ」

今はなきblogサイト、プレイログで、2009年の或る日に書いた記事のタイトルを今でも覚えています。「丁寧に生きるということ」今でもTwitterでよく会話する次男さん(敢えて当時の名前で呼びましょう)のblog記事に触発されて書いた記事でした。 休日にベッド…

余白の感情

書きたいことは幾つかあれど、今日は体力がもちそうにありません。 帰り道Twitterにメモったことをちらほら。@null 容れ物の大きさ。最下層、裾野の拡がり、その人自身が詰め込むことができる容積— なつき㌠ (@natsukissweet) 2016年6月21日 @null 水面下に…

Darkcherry

ダークチェリーを食べました。 もしかしたらいちばん好きな果物かもしれません(他にも好き果物が多過ぎて断言することができない)。だからという訳ではないのですが、Dragon Ashの『Dark cherries』が好きです。 ※スノボの経験はありません。「Are you ready…

せっかくのスキルス性を無効化するお話。

カレーを煮込んでいます。 クミンやカルダモン、クローブ、ローレル、ガラムマサラなど各種適当な量をゴリゴリぽいぽいぐつぐつしました。 味見はしていないので明日を楽しみにしています。うん、ちょっぴりこわい。先週Googleアナリティクスをいじり始めま…

陽炎

関東地方、22時55分頃に火球(大きめの流星)が出現したらしく、私の周囲のタイムライン、割と賑わっておりました。 外食からの帰り道で私も外にいたのですが、ちょうどその時間にスーパーで牛乳を買っていたのです。痛恨のすれ違い。もくもくと太い飛行機雲の…

ただ平凡な日常にある幸せ

ホルター心電図の件もあり、1日有給休暇をとってのんびりと過ごしていました。厳密にいうと普段の生活とは違いすぎるので検査に向かうのにあまりよい態度ではないのだけれど、仕事しながら「歩行開始」「階段昇降」みたいにいちいちメモ書きする余裕はない…

記憶の改竄

今日は2016年6月16日で、20160616という数値がちょっと面白いなと考えていました。1と6多すぎ。しかし並びが対称ではないため、個人的には若干のもにょりが残ります。 次に日付が対称となるのはおそらく20200202(2020年2月2日)そう遠くない未来ですね。 ちな…

モノクロ

私はどうも、物事に対して白黒はっきりつけたがるという傾向があるようです。 中途半端な立ち位置に置かれるとどう振る舞ってよいのかわからない。 しかし物事は全か無かで成立している訳ではないことも勿論理解しています。水墨画のようにぼやけてる部分も…

灯火

昨日は頭痛と胃痛に悩まされ、何とか帰宅をしたものの殆どごはんを食べずにいつもより早めに寝てしまいました。 頭痛の方は薬で軽快したのですが胃痛はどうにもならず。カブトムシの幼虫のように丸まって眠りました。痛いのは嫌ですね。 幸い今朝は元気に起…

過去と現在をつなぐ潮流

池上彰さんの『知らないと恥をかく世界の大問題7』を読んでいました。愛読しているシリーズです。 歴史と宗教、政治経済を絡め、世界情勢を横断的に分析してくれるので、「現在なにが起きているのか」をリアルタイムで把握できるこのシリーズはテレビを観な…

私の夜の小さな音楽

久しぶりに書いては消してを繰り返してしまっています。考えていることを心の奥から言葉で取り出すことがうまくできずにいるみたい。感覚が感覚のままで心にこびりついている。中高生の頃の私は所謂天文少女で、父に頼み込んで買ってもらった(今は無き)ペン…

投影

今夜は月と木星の並びがあまりにも美しく、何度も足を止め、夜空を見上げました。 天頂付近には火星が赤々と君臨していて、大好きな高村光太郎の「火星が出てゐる」が口をついて出てきます。「待つがいい、さうして第一の力を以って、 そんな問に急ぐお前の…